NPO法人緑の風ヘルスサポートジャパン(通称NPO緑の風)TEL050-1417-5964 は、自らの自然治癒力を大切にする統合医療の考え方の啓発・普及に努めるとともに、メタボリックシンドロームやがんなどの生活習慣病の発症予防・未病改善や再発・転移予防に関する様々な活動(セミナー活動、健康相談、がん体験者会の主宰、サプリメントのモニター調査など)を展開しています。
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薬剤師のためのサプリメント実践塾(8)不眠改善をサポートする
 44歳女性。軽度の高血圧と高脂血症(脂質異常症)で内科を受診されている患者さんです。お薬はカルシウム拮抗薬とHMG-CoA還元酵素阻害薬が処方されています。最近仕事のストレスの影響なのか、あまり眠れないとのことで、主治医から睡眠導入薬の服用を勧められましたが、ご本人としては心理的な抵抗があり、今回は処方を断ったそうです。「睡眠薬以外で何かよいものはありませんか?」という相談を受けましたが、よくわかりませんでした。一体どのようにお答えすればよかったのでしょうか?

 最近の社会情勢を反映してか、不眠を訴える患者さんは増えているようです。睡眠については、厚生労働省の研究班から表に出すような指針も出されており、薬物治療と同様かそれ以上に、生活リズムやちょっとした生活習慣に気をつけることが重要であるとされています。ただ、特に働き盛りの世代では、仕事の事情もあり、なかなか難しい面が多いのも現状です。
 医薬品では超短時間作用型の睡眠導入剤が開発され、日常診療のなかで、その効果を実感することも多いのですが、「睡眠薬は癖になると思う」「だんだん強いお薬が要るようになるのは困る」という誤った認識や、「とにかく、そういったものに頼りたくない」という感情的な理由から、処方を拒否したり、処方されたお薬を服用していなかったりというケースが少なくないのは、薬剤師の先生方もご存知の通りです。
 このような方たちの選択肢として、眠りに関する安全・安心なサプリメントというのは、時として非常に有用な解決策になることがあります。
 欧米では、メラトニンやセント・ジョーズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)などが睡眠トラブルに関するサプリメントとして人気があるようです。日本では薬事法により製造販売が禁止されていますが、近年インターネット通販による個人売買などがわが国でも行われています。しかし、多くの医薬品との相互作用がありますので、薬局薬剤師による問診時のチェックは今後も重要になってくると考えられます。
 不眠の原因として神経の高ぶりではなく、体力がないことで睡眠を得られないケースがあります。このようなときには、サプリメントではありませんが、補中益気湯などの「補剤」によって体力と気力のバランスがとれて眠れるようになるケースもあります。
 さらに、最近では、食品会社や製薬会社から眠りの改善を目的としたアミノ酸を主成分とするサプリメントやOTC医薬品(塩酸ジフェンヒドラミンの作用を利用)も発売されていますので、こういった中からその方に合ったものを選択することは、薬局薬剤師の今後の仕事になっていくと思います。
 また、先述した厚労省研究班の指針(表)にあるように、生活習慣へのアドバイスと適切な受診勧告を行っていくことも重要であることを再度、確認しておいてください。
薬剤師のためのサプリメント実践塾(7)変形性膝関節症の痛み
 68歳女性。変形性膝関節症とのことで整形外科を受診されています。整形外科では、軽度の膝関節の変形はあるものの、手術をするほどではなく、NSAIDsが胃薬とともに処方されています。先日、処方せんを持って来られたときに、「このお薬はとてもよく効くんだけど、あとで胃の調子が悪くなるんです。何か、ほかの方法はないんでしょうか?」と尋ねられました。何かよいアドバイスをしてあげたいと思いますが、先生ならどのようになさいますか?

 高齢化社会の到来もあり、膝の痛みを訴える患者さんは増えているようです。整形外科的には、いろいろと精査しても軽度の異常はあるものの、手術をするほどではないという場合には、当然のことながら消炎鎮痛剤の投与による対症療法になります。しかし、患者さんにとっては、年齢的なこともあり、ご相談のように消化器症状が出ることもありますね。
 近年、COX−2選択的阻害薬など、消化器症状に配慮した薬剤もありますが、全体としてはなかなか満足のいく結果が得られていないケースも少なくありません。新聞たテレビの広告で、「膝や腰に○○!」といった(多分に怪しい!?)通信販売の広告が多いのも、このような現状の裏返しではないかと思います。
 さて、このような患者さんについては、グルコサミンを主成分としたサプリメントを基本としておすすめしています。膝の痛みは、加齢性変化による膝関節の骨膜の炎症や軟骨の劣化ということを考えると、効果が期待できると考えています。もちろん、医薬品ではないので、完全にその効果を実証されたというわけではありませんが、もし現状の西洋医学的な治療が、消炎・鎮痛のみといっても過言ではない現状を考えると、トライしてみる価値はあるのではないか、と思います。
 また、最近では、炎症部位における新生血管の増生を抑えるために大豆イソフラボンを添加したり、痛みを抑えるために西洋ナツユキソウのエキスを配合してあったりと、いろいろな工夫を凝らした製品もあるので、それらを患者さんの状態や好みによって使い分けています。
 それとともに重要なことが、体重負荷の軽減です。膝の痛みを訴えられている方は、やはり太っている方が圧倒的に多いです。私たち医師も、診察室で「お薬も大事だけど、体重を減らして膝への負担を減らすことも非常に大切ですよ」とお声掛けをしていますが、それらについて具体的なアドバイスや対策を提供しているわけではありません。
 それぞれの薬局で、健康的な減量方法に関するアドバイスは、メタボリックシンドローム対策として持っておられると思いますが、前に述べたように、近年ではポリフェノール製剤による内臓脂肪低減効果なども報告されており、さまざまなアプローチが可能です。また、一般的な痩身法として発売されている種々の食品を用いてもよいでしょう。
 膝の痛みに限らず、医師の処方でうまくいかない症例に何かを行うというのはちょっと勇気がいるものです。しかし、薬剤師の目から見て、作用機序を含めた理論的背景を理解しつつ、安全性と品質管理が担保された商品を提案していくことは、患者さんにとって「自分の悩みを解決するための安心できる手段」の提供になります。ぜひ、処方せん調剤を扱ってきた実績を活かしながら、補完医療のフィールドに挑戦していただけてばと思います。
薬剤師のためのサプリメント実践塾(6)Optimal Healthをサポートするには
26歳の男性。左足の捻挫で整形外科を受診され、消炎鎮痛剤と外用薬を処方された患者さんです。会社のクラブでアメリカンフットボールの選手をしているそうですが、「疲労回復」に何かよいものはないか?という相談をされました。
 OTCで販売されているビタミン剤をおすすめしたのですが、他にどういったものがあるでしょうか?(30代 男性薬剤師)

 医師も薬剤師も病気にに関する相談には、まず問題なくお答えすることができますが、疾病の予防や、健康増進に関することになると、ちょっと戸惑ってしまうことがありますね。
 私は、特に、日本では「病気」と「健康」という2つの言葉しかないということも関係しているのでは、と思います(最近では、「未病」という言葉も徐々に使われるようになってきましたが、もともとは中国医学の概念ですし、まだ完全に日本に定着してはいないようです)。
 一方、アメリカがサプリメント先進国と言われるのは、健康に関する用語の豊富さだと思います。病気はIlluness、健康はHealthですが、健康の上にWellnessが、そしてその上には、個体ごとに獲得しうる最高の健康状態としてOptimal Healthという言葉があります。もちろん、私たちも病気ではないことと、かつてないほど体調がいいということは同じではないことを知っていますが、用語としてこのような明確な言葉があると、「もっと上の健康を目指したい」という動機づけになりますね。
 しかし、日本でもアンチエイジングという観点から、言葉としては意識されていませんが、Optimal Healthを目指したいというニーズが高まりつつあります。今回のような「疲労回復」についても、社会人アスリートのみならず、フィットネスクラブなどでのニーズが高まりつつあると言えるでしょう。
 さて、疲労回復ということでは、確かにOTC医薬品でのビタミン剤はよい適応だと思います。
 もう少し別のやり方となると、少し前にはダイエット食材として流行りましたがコエンザイムQ10もおすすめです。ご存知のようにミトコンドリア内の電子伝達系を効率的に回して筋肉が動くためのエネルギー源となるATPを増やすというエビデンスが確立されており、もともとは日本でも医薬品として分類されていた商品ですので作用機序としてはお墨付きです。ただし、脂溶性のために、乾燥した錠剤や粉末の商品ではなく、もともとが油に溶解してありソフトカプセル状になった商品がおすすめです。
 また、近年では、ポリフェノールを2量体から5量体に分割したものが抗疲労や持久力増強によい影響を及ぼすことも、今までの研究で明らかになっています。コエンザイムQ10もそうですが、一般に抗酸化力の強いものは、抗疲労への対策として用いられることが多いようです。
 あとは、特にこのようなスポーツ選手に対するアドバイスについては、趣味でフィットネスクラブに通われる方はいいですが、プロ・アマを問わず競技として取り組んでいる方については、アンチドーピングの観点からも情報収集と商品提供が必要になります。そういった意味では、Optimal Healthの手助けを行なうのは薬剤師が適任ということになるだろうと考えています。

[日本ケミファ(株)発行[PHARMACY DIGEST]2011-2012年冬季特別号特別企画「薬剤師のためのサプリメント実践塾」より (執筆者 ファルメディコ株式会社・大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座 医師・医学博士 狭間 研至)]
薬剤師のためのサプリメント実践塾(5)青汁を希望する高血圧・糖尿病患者
B><Q>60歳の女性。高血圧・糖尿病で治療を受けておられる患者さんです。食生活にも気を配られているのですが、服薬指導の時に、「野菜不足が気になるので、青汁を飲んでみたいけれど、おすすめの商品はありますか?」と聞かれました。うちのお店には、そのような商品はないこともあり、あまりうまく答えられなかったのですが、一体そのようなことをお伝えすればよかったのでしょうか?(20代 女性薬剤師)

<A> いわゆる青汁は健康が気になる方向けへの商品としてスタンダードな商品で、以前からOTCや漢方薬を多くそろえて健康相談に取り組んでいる薬局にとっては、なじみの深い商品です。
 一方で、保険調剤を主業務とする薬局に勤務する薬剤師さんにとっては、「う〜ん、まずい!もう一杯!」というCMを思い出したり、テレビのバラエティ番組で罰ゲームの一つとして青汁を飲まされる場面が思い浮かんだりと、イメージをつかみにくい方も多いのではないかと思います。
 しかし、健康日本21で推奨されている野菜の摂取量と比べると、現代日本人の野菜摂取量は少なく、また、農法や栽培方法の違いによって、野菜の中に含まれるビタミンやミネラルの量が過去50年で大きく減少していることを考えると、「足りないものを補充する」というサプリメント本来の目的にそって青汁を飲用することは、合理的なものと考えることもできます。
 ただし、いわゆる青汁と呼ばれる商品は、サプリメントとしては非常に認知度が高く、商品もたくさんあります。多くの商品から、薬剤師ならではの視点も交えて選んでいくとすれば、食品の品質管理や安全性の基準をクリアした生産ラインの認証を前提として、青汁の製剤化への方法を見分けていくことができるのではないかと思います。
 青汁は、野菜なり大麦なりの搾汁を指しますが、この搾汁を何らかの形で長期保存できるようにしなくてはなりません。その方法としては、大きく分けて凍らせるか、乾燥させるかのどちらかになりますが、ビタミンやミネラルと共に、素材に含まれるさまざまな酵素を失活させずに保存することを考えると、私は、「低温噴霧乾燥」が好ましいのではないかと考えています。
 また、搾汁とともに植物の細胞膜に囲まれている葉緑素を取り出すためには、細胞膜を粉砕したものであることも重要な条件だと思います。
 サプリメント全般に言えることですが、こういった情報がメーカーの学術部からすぐに得られるかどうか、ということも商品選定の基準として、私自身は考えています。
 また、テレビや新聞の広告などを通じて通信販売で売られていることも多い青汁ですが、腎機能が低下していてK摂取を制限している患者さんや、ワルファリンを服用している患者さんは青汁の飲用を差し控えたほうがいいことは、ご存じの通りです。
 こういった観点からは、「医療安全を確保する医療提供施設」として位置づけられた薬局において、薬剤師が適切に介入することが有効なサプリメントだと思います。

[日本ケミファ(株)発行[PHARMACY DIGEST]2011-2012年冬季特別号特別企画「薬剤師のためのサプリメント実践塾」より (執筆者 ファルメディコ株式会社・大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座 医師・医学博士 狭間 研至)]
薬剤師のためのサプリメント実践塾(4)特定保健指導の積極的支援対象となるMetS患者
<Q> 52歳の男性。会社の健康診断で、メタボリックシンドロームと診断され、今後、「特定保健指導の積極的支援」を受けることになったそうです。食事や運動は、仕事も忙しく限界があるので、何かよいサプリメントはありませんか?とご相談がありました。生活習慣病であれば、サプリメントよりもきちんと治療を受けたほうがいいですよ、と申し上げたのですが、あまり納得していただけませんでした。このような場合では、そういったお話をすればよかったでしょうか? (30代 女性薬剤師)

<A> 2008年4月から、特定健診と特定保健指導が始まっていることは、皆さんもご存じだと思います。これは、40〜74歳の方に対して、メタボリックシンドローム(以下MetS)を念頭に置いた健康診断を行い、その予備軍および該当者に対して、特定保健指導として動機づけ支援や積極的支援を行うものです。
 この特定保健指導では、たとえば、腹囲を目標値まで下げるためにどれだけのカロリーを抑えることが必要かを考え、それらを達成するのに必要な食事療法や運動療法について、1日あたりの具体的な目標数値まで落とし込みながら説明がなされます。
 しかし、今回のご相談のように「仕事も忙しくて…」という方にとっては、なかなk難しいのも事実です。また、MetSの診断基準からすると、積極的な生活習慣病の薬物治療を行うほどでもない症例も多く、医薬品も使いづらいのが実際のところです。
 このような症例に対して、私は、薬局薬剤師は実は多彩な提案ができると考えていますが、サプリメントとして私が注目しているのは、ポリフェノールです。
 特に、リンゴポリフェノールは、脂肪の小腸での吸収を妨げると報告されており、ネズミを用いた動物実験でも、高脂肪食を食べても内臓脂肪量が増加しなかったという報告もあります。最近では臨床試験のデータも少しずつ出てきていますが、内臓脂肪の蓄積が、アディポサイトカインの放出に影響を及ぼすというのが基本的な病態であるMetSが心配な方については、非常によい素材であろう、と考えています。
 また、ライチ由来のポリフェノールを2量体から5量体程度まで分割して吸収しやすくすた者も商品化されていますが、いくつかの大学との共同研究でも、疲労度の回復のほかに、内臓脂肪の蓄積予防も期待できる素材として注目されています。
 さらに、サプリメントではありませんが、漢方薬である防風通聖散も、内臓脂肪が蓄積したタイプの肥満については、以前より広く用いられている処方で、ご相談のような患者さんにはうってつけだと思います。
 近年では、防風通聖散をリパッケージして少し印象に残るネーミングをつけて販売し、OTC薬として大ヒットした商品があることもご存じの先生も多いのではないでしょうか。
 しかし、患者さんの「証」を見ることも大切ですし、医師から、同様の漢方薬が保険診療のなかで処方されていないかどうかをチェックすることは、医療安全の観点からも、薬剤師にとって非常に重要な責務です。
 この特定健診を受診される方は、約5,600万人いると推定されていますが,MetSおよびその予備軍と診断される方は約25%、すなわち1,400万人あまりいるだろうと予測されています。
 2008年4月から始まったばかりの制度ですので、今後急速に患者さんが増えていくと考えられます。
 今日お話しした内容も踏まえて、ぜひ、薬局ならではのアドバイスをして差し上げることができればと思います。

[日本ケミファ(株)発行[PHARMACY DIGEST]2011-2012年冬季特別号特別企画「薬剤師のためのサプリメント実践塾」より (執筆者 ファルメディコ株式会社・大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座 医師・医学博士 狭間 研至)]
薬剤師のためのサプリメント実践塾(3)膵臓がんの肝転移患者
<Q> 46歳の男性。膵臓がんの肝転移にて手術できないと言われ、外来で抗がん剤治療と放射線治療を受けているそうです。奥様が「主人もまだ若いので、できる限りのことはしてあげたいが、何かよいものはありませんか?」と相談に来られました。個人的に気持ちはわかるのですが、医薬品ではない商品についてはどうしても信用できず、しっかりと答えることができませんでした。先生ならどういったお話をされるのでしょうか?(40代 女性薬剤師)

<A> 昭和50年代にベストセラーになった、柳田邦男さんの『がん回廊の朝(あした)』。先生方もお読みになった方が多いのではないでしょうか。昭和37年に創設された国立がんセンターの黎明期の、がんとの熱い戦いが、淡々とした筆致ながら感動的に描かれています。
 そのころには「死の病」の色合いが濃い病気であったがんも、過去30年間の医学や医工学の進歩の中で、着実に治癒率が上がってきました。最近では、早期がんの手術後、完全に復帰される方も増えてきました。
 しかし、残念ながら、発見されたときには積極的な治療が難しいという患者さんがいらっしゃるのも事実です。また、初回は根治手術や抗がん剤治療を受けたけれども、1〜2年のうちに再発が見つかったという方も少なくありません。
 現在、保険診療として医療機関で行われているがんの治療法は、「外科治療(手術)」、「抗がん剤治療」、「放射線治療」の3つです。これらをどのように組み合わせ、またどの順番で行うかは、がんが発症した臓器やがんの進行度によって異なりますが、これら3つの治療法の何れかになります。
 手術の目的はがん病巣を取り去ること、そして、抗がん剤や放射線による治療は、化学的もしくは物理学的にがん細胞を死滅させることです。これらに加えて「できる限りのことをしたい」、「何かよいものはありませんか?」という希望にお応えする方法の一つが、免疫学的にがん細胞を攻撃することだと思います。
 ご存知のように、私たちの体内では毎日数千個のがん細胞ができていると考えられています。しかし、それらの細胞は、NK細胞やマクロファージなどの免疫系の細胞でやっつけられています。現在、大阪大学大学院医学系研究科の杉山治夫教授が中心となって、このような免疫的な機序を利用した「がんワクチン療法」の臨床試験も行なわれており、がんに対する免疫療法は、いわゆる3大療法に次ぐ「第4の治療法」として確立されていく可能性が高いと考えられています。
 薬局で「何かよいもの」となると、アガリクスや乳酸菌製剤などのサプリメントや機能性食品が使われてきましたが、なぜ、そういったものを摂取すると免疫が賦活化されるのかというメカニズムは完全には解明されていません。医療従事者がこれらの商品を扱いにくい原因の一つは、この部分の不明瞭さにあるのではないかと思います。
 しかし、近年、腸管のTLR(Toll-like receptor)を介してヘルパーT細胞の分化に働きかける経路があることが、大阪大学微生物病研究所の審良静男教授のグループの研究で明らかになってきました。近い将来、なぜアガリクスや乳酸菌製剤を摂取すると免疫系の指標が変動するのかということが、科学的に明らかにされる可能性も高いように思います。
 そういった観点から、医療従事者としては、製品の安全性と品質管理に重点をおき、作用機序の仮説がある程度納得できる商品を目利きしながら、医療用医薬品との相互作用を避けるべく種々のアドバイスをしていくことが大切だと思います。医学の素人である患者さんやそのご家族は、私たち以上に分からないことが多いということを念頭に置きながら、親身になって相談に応じていきたいものですね。

[日本ケミファ(株)発行[PHARMACY DIGEST]2011-2012年冬季特別号特別企画「薬剤師のためのサプリメント実践塾」より (執筆者 ファルメディコ株式会社・大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座 医師・医学博士 狭間 研至)]
薬剤師のためのサプリメント実践塾(2)めまい・耳鳴りを伴うMetS患者
<Q> 58歳の男性で、高血圧・糖尿病・高脂血症に対して投薬を受けている患者さんがいます。数年前からめまいや軽い耳鳴りがあるそうですが、なかなかよくならないとおうことで、「何かいいものはないか?」との相談がありました。私の勤務する薬局にもそれほど多くはありませんが、サプリメントや健康食品が置いてあります。どういったものをおすすめすればよいでしょうか。(30代 女性薬剤師)

<A> いわゆるメタボリックシンドローム(以下MetS)の患者では、病態的に動脈硬化が進みます。大血管の動脈硬化は、解離性大動脈瘤や心筋梗塞などの重篤な疾患を引き起こしますが、体血管の90%以上を占める微小血管の動脈硬化も、さまざまな病態を引き起こします。とくに、微小血管の直径は約7マイクロメートルであるのに対して、赤血球の直径は約8マイクロメートルあります。動脈硬化が進展していくと、赤血球が通りにくくなり、血流の低下を来します。
 たとえば、糖尿病の血管障害のなかで腎機能低下が認められますが、これも、腎糸球体の微小血管の動脈硬化が進行し腎血流が低下が起こることが原因の一つです。また、ラクナ梗塞と呼ばれる微小な脳梗塞も起こっていきますが、これは脳の微小血管の動脈硬化による血流の途絶によって脳細胞が虚血状態となった結果です。
 ご質問にあるような壮年期以後のめまいや耳鳴り、頭がすっきりしないといった症状は、脳や内耳の血流障害が原因であることが多いと考えられます。今回の患者さんも、MetSがベースにありありますので、脳や内耳の微小血管の動脈硬化が起こっていることが考えられます。
 私自身は、こうした患者さんには、イチョウ葉エキス製剤をおすすめしています。イチョウ葉エキス製剤は、血小板活性化因子(PAF)を抑制するギンコライドが主な有効成分ですが、協力な抗酸化作用を持ち動脈硬化の進展を予防するとともに、赤血球の変形能を改善し、とくに首から上の血流を改善することが多くのデータで示されています。
 めまいや耳鳴り、頭がぼんやりする感じ、軽い物忘れや目のかすみといった加齢に伴う一般的な症状の患者さんには非常に使いやすく、欧米の教科書のなかには、「65歳を超える者で摂取しない理由が見当たらない」と書かれているものもあるぐらいです。
 製剤としては、日本でも数十種類のものが販売されていますが、ドイツでは医師の処方により用いられているものがあり、それらが日本にも輸入されています(私が用いているのもそういった商品の一つです)。チェックポイントとしては、アレルギー物質であるギンコール酸が完全に除去されていることを確認することが健康被害を起こさないためにも大切です。そういった意味では、「イチョウ葉茶」や単にイチョウ葉をすりつぶしたような商品は、避けた方がベターだと考えています。
 MetSに対する医薬品との相互作用は、基本的にはありません。ただ、血流改善ということで、パナルジンやワルファリンなどの抗凝固療法を行っている患者に使用する際には、絶対的な禁忌ではありませんが、併用に当たっては少し注意が必要です。具体的には、服用し始めて、出血傾向が出ないかどうか、すなわち、「ぶつけた記憶がないのに皮下出血斑ができる」「鼻血が出る」といった症状が出たときには、速やかに服用を中止するように指導しています。また、抜歯や手術など出血を伴う処置の前には、2週間程度の摂取中止をおすすめしています。
 耳鳴りやままいは、患者さんにとってはつらいものですが、医師に「それぐらいは、仕方ないね」と言われているケースも残念ながら少なくありません。それらの症状を上手に和らげてあげることができれば、まさに、薬局・薬剤師による補完医療の実践ということになるでしょう。

[日本ケミファ(株)発行[PHARMACY DIGEST]2011-2012年冬季特別号特別企画「薬剤師のためのサプリメント実践塾」より (執筆者 ファルメディコ株式会社・大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座 医師・医学博士 狭間 研至)]
薬剤師のためのサプリメント実践塾(1)基本情報の調べ方
<Q> 薬局の店頭で、処方せん調剤の患者さんからのサプリメントの相談を受けることがあるのですが、なかなかしっくりした返答ができません。調べようと思っても、お客様用の宣伝パンフレットがほとんどで、実際のところどうなのかがよくわかりません。医薬品のように添付文書がないサプリメントに関する基本的な情報は、どのように調べ、伝えたらいいでしょうか? (30代 女性薬剤師)

<A> サプリメントは薬品ではありませんから、効能効果を表示することはできず、また服用量についても目安量が設定されているぐらいで、ちょっと見ただけでは、一体どういう方に合っているのかがわかりにくいものです。また近年、薬事法の規制が厳格化するなかで、特定の疾患や症状を想起させるような表現も制限される傾向にあります。

 医薬品を扱い慣れている薬剤師にとって、効能効果だけでなく、服用量も記載されていないサプリメントの判断をするのは容易ではありません。
 
 しかし、サプリメントは食品であり、食品衛生法の規制を受けますので、食品の内容成分については必ず記載してあります。そのなかで、なんらかの生理的な機能を発揮するという物質を見いだすことはそれほど難しくはありませんし、主成分となるものやその原材料は、わかりやすく表記してあることが一般的です。
 その商品のキーとなる物質を選べば、あとはいろいろと調べ方があります。辞書的に用いることができる良い書籍も出ていますが、おそらく一番利用しやすいのは、国立健康・栄養研究所のホームページ(http://hfnet.nih.go.jp/)ではないかと思います。

 このサイトの素材情報データベースでは、50音順とアルファベット順に各種成分が掲載されています。ここで特徴的なのは、基本的な情報、医薬品との相互作用やヒト臨床試験結果などのサマリーを見ることができるだけでなく、その引用元となる論文のリストまで確かめることができる点です。英文論文が基本となりますが、抄録や図表を読み解きながら、正確な知識を収集し理解を深めていくことができるのでおすすめです。また、作成・編纂しているのが独立行政法人というのも、内容の中立性・信頼性の観点からは安心です。
 このように収集した情報を、私自身は次の2点に留意して患者さんに話しています。

1)商品に含まれる物質の作用機序は、あくまでも一般論であること
 たとえば、乳酸菌についてのさまざまな情報を収集したとしても、目の前にある乳酸菌を含んだ商品に、その結果がそのまま適用できるわけではないということをお伝えしています。ここが、成分名を規定されればメーカーによる差異はない医薬品との大きな違いです。

2)まずは、安全性の確保が優先されるべきだということ
 安全性ということでは、(1)医薬品との相互作用、(2)商品そのものの信頼性、ということを話しています。補完医療の概念からすると、基本として用いている医薬品との相互作用が危惧されるものは、やはりおすすめできません。また、商品の生産ラインのクオリティ(不純物・有害物質の混入やロットによる製品のばらつきの有無)が危ぶまれるものはおすすめしません。
 
サプリメントの使い方や情報はわかりにくいですが、一般の方にとっては、薬剤師や医師などの医療専門職以上にわかりにくいものです。
 医薬品におけるレベルを念頭に置いて、この商品はどのような位置づけになるだろうかという率直な印象を伝えることで、一般の方にはずいぶん喜ばれると思います。

[日本ケミファ(株)発行[PHARMACY DIGEST]2011-2012年冬季特別号特別企画「薬剤師のためのサプリメント実践塾」より (執筆者 ファルメディコ株式会社・大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座 医師・医学博士 狭間 研至)]
くぬぎ野ふぁーむ6月の開放日
6月は下記のとおり『くぬぎ野ふぁーむ』を一般に開放します。作業しやすい服装で軍手と草取り用の袋(レジ袋など)を持参してお出でください。
なお、雨天の場合は中止ですのでご注意ください。

6月10日(金)13:00〜15:30
 作業:芝生の草取り、ブルーベリーの肥料撒き、ブルーベリーの支柱立て

6月17日(金)13:00〜15:30
 作業:芝生の草取り、ブルーベリーの肥料撒き、ブルーベリーの支柱立て

6月24日(金)13:00〜15:30
 作業:芝生の草取り、ブルーベリーの肥料撒き、ブルーベリーの支柱立て





くぬぎ野ふぁーむの一般開放日
この度茨城県土浦市のJR荒川沖駅から車で5分ところに
『くぬぎ野ふぁーむ』を造りました。

雑木林や竹林に囲まれた4700坪の広大な敷地に800本の
ブルーベリーが植わっており、うぐいす、きじ、つみ
(小型の鷹の仲間)、野うさぎなどが生息しています。

数年後にはブルーベリー摘み取り園をオープンする予定
ですが、それまでラポール会員(ならびにセラビ会員)の方に
日時を決めて開放致します。
ラポール会員以外でもがん患者の方や難病の方は飛び込みで
来ていただいても結構です。

近年、森林セラピーや園芸セラピーにがん患者に限らず、
うつ病などの精神疾患や難病の方のストレスを軽減して前向きに
治療に取り組む効果が注目されています。

下記に『地図』『園内図』『四季ごよみ』を添付しますので、
お気軽にお出でかけください。

なお、毎月の開放日は事前にこのホームページにて告知します。

<5月の開放日>
 5月8日(日) 午前10時〜午前12時 午後1時半〜3時
        作業:たけのこ掘り、キノコの種駒の植え付け

 5月10日(火) 午前10時〜午前12時 午後1時半〜3時
        作業:ハーブ種まき、キノコの種駒の植え付け

 5月31日(火) 午前10時〜午前12時 午後1時半〜3時
        作業:畑作り



 
ラポール通信第11号
ラポール通信第11号を掲載しました。
くぬぎ野ふぁーむ
『森林療法』や『園芸療法』の体験できるブルーベリー農園『くぬぎ野ふぁーむ』ができました。
北米先住民が愛用していた女性用ハーブ
☆ブラックコホシュ〜北米先住民に伝わる女性用ハーブ〜

ブラックコホシュは女性生殖器系の調整作用を持つハーブです。
月経不順、月経痛、卵巣や子宮のけいれんの緩和、女性ホルモンのバランスを正常に保つ作用があります。坐骨神経痛や神経痛の緩和、更年期障害(ホットフラッシュ等)、耳鳴りに使います。
筋肉の弛緩作用があり、リウマチの痛みを緩和します。月経誘発作用がありますので、妊娠期最初の3ヶ月は服用しません。授乳中は使わないほうがよいでしょう。

<臨床試験結果>

(1)出典文献 Arzneim.Forsch.Drug Res.,13,623(1959) J.Foldes

 ブラックコホシュ抽出物を用いた、82人の更年期前後の女性への二重盲検の結果、ブラックコホシュ投与群41人のうち31人が、明らかにほてりや頭痛、不安などの更年期症状を改善したと回答し、一方偽薬投与群のうち37人が、改善が見られないと回答した。

(2)出典文献 Prevention,49,76(1997) V.E.Tyler et al.

 更年期障害を訴えている女性812人を対象とし、12週間ブラックコホシュ抽出物を投与したところ、82%の患者が「とても快適」または「快適」と回答した。

(3)出典文献 Zentralbl.Gynakol.,110,611(1988) E.Lehmann-Willenbrock et al.

 40歳未満の子宮摘出患者(少なくとも1つの卵巣は損失していない)への投与試験で、女性ホルモンの減少によって起こる症状が緩和されたことが報告されている。
 更年期障害の所見として、血中エストロゲン量の低下およびLH(黄体形成ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)量の増加がある。更年期障害の女性を対象とした2週間の二重盲検の結果、ブラックコホシュ抽出物投与群では有意にLHの分泌の抑制効果が見られた。
マリアアザミは肝臓の味方
☆マリアアザミは肝臓の味方!

肝臓の保護と強化には最適のハーブです。
慢性肝炎をはじめとする肝機能障害に使います。肝細胞の代謝を促進し、肝臓を有害物質による損傷から守ります。
がん患者など化学療法を受けている人、肝臓に負担をかける薬剤を使用している人、アルコールを多量に飲む人などは定期的にとりましょう。なお、下記の臨床試験結果に掲載されているsilymarineとはマリアアザミの有効成分のことです。

<臨床試験結果>

(1)出典文献 Z.Phytotherapie,12,162(1991) Leng-peschlow E.,et al.

   200人のアルコール肝臓障害患者に対し、1日にsilymarin420mgを4週間投与する二    重盲検が行われた。silymarin投与群ではコントロール群と比較していち早く、肝臓障害の    指標となるGOT、GTP、γ-GTP等の血清酵素活性の低下が見られた。

(2)出典文献 Orvosi.Hetilap.,130,51(1990) Feher H.,et al.

   慢性肝炎患者36人を対象として二重盲検が行われた。1日にsilymarin420mg、6ヶ月間   の投与を行ったところ、silymarinを投与した患者は測定開始時の値より偽薬投与患者と比較   して、GOT、GTP、血清トランスアミラーゼやγ-GTP活性の測定値が明らかに低下し    た。

(3)出典文献 J.Hepatol.,9,105(1989) Ferenci P.,et al.

   様々な原因による肝硬変患者170人を対象として、4年間にわたる長期のsilymarin投与に   よる二重盲検が行われた。その結果、silymarin投与患者には症状悪化を遅らせる効果が見ら   れた。延命率は偽薬投与患者は38%であったのに対してsilymarin投与患者は58%であっ   た。これはアルコールが原因による患者ではより顕著であった。

(4)出典文献 Terapiewoche,42,1696(1992) Held C.,et al.

   肝硬変、脂肪肝、その他を含む慢性肝臓病患者277人を対象として行った研究で、       silymarin投与を行うと効果的に肝線維化を抑制した。silymarin投与4週間後には肝線維化   の指標である血清プロコラーゲン?ペプチドレベルの明らかな低下が見られた。

イチョウは欧州では医薬品の実績
☆イチョウは欧州では医薬品として使われています!

血液の流れをよくする循環器系の強壮剤です。脳の血行不良、痴呆症、アルツハイマー症の予防に、耳鳴り、肩こり、腰痛などによい作用があります。酸素を体のすみずみまで運んでくれるので、血行がよくなり関節炎などにも効果があがります。
腎不全にはホーソンベリーと併用すると、腎臓の血液循環がよくなります。眼圧を下げるときにも使えるハーブです。血液をサラサラにするハーブですから、抗血液凝固剤を摂取しているときは使わないようにします。

<臨床試験結果>

(1)出典文献 Fortschr.Med.,106.JG,408(1988) Von P. Halama et al.

 1988年、ドイツでは脳血管障害の外来患者40人を対象とする3ヶ月の二十盲検が行われた。
イチョウ葉抽出物投与群では総老化スコア(SCAG)の有意な低下が見られ、特に頭痛、耳鳴り、めまいの項目について顕著な改善効果が報告されている。

(2)出典文献 JAMA,278,1327(1997) Pierre L.,et al.

 総数327人の軽度から中程度のアルツハイマー症、および多発梗塞性痴呆患者を対象として、52週間にわたりイチョウ葉抽出物120mg/dayが投与群と偽薬群とに分けて与えられた。
ADAS、GERRIなど評価尺度による6ヶ月から1年の観察の結果、イチョウ葉抽出物は安全で、痴呆症患者の認識機能、社会的機能を安定させ、改善させることが示された。

(3)出典文献 La Presse Med.,15,1592(1986) Hindmarch I.

 イチョウ葉抽出物は脳血管不全、痴呆症患者の注意力、記憶力低下の改善をする。また、健常人に対する大量投与実験で、脳波のα波を増加させ、記憶力を増大させる結果が得られている。

(4)出典文献 Arzneim.Forsh.Drug Res.,34,121(1984) Bauer R.

 ドイツで行われた末梢循環不全による間欠性は行患者79人を対象とした二十盲検の結果、6ヶ月間の投与で、イチョウ葉抽出物投与群で全歩行距離、痛みを感じるまでの歩行距離の有意な円筒が見られた。
ホーソンは心臓の守護神!
☆ホーソンは「心臓の守護神」と言われています!

循環器全般に効果のあるハーブです。血管拡張作用や血圧降下作用、抗酸化作用があり、、循環器強化、心不全、高血圧、狭心症、不整脈など心疾患に効果的です。
イチョウと組み合わせるとさらに効果があがります。腎機能を強化するハーブとあわせると腎不全の治療に、ガーリックとあわせると免疫力強化に役立ちます。

<臨床試験結果>

 (1)出典文献 Planta Med.,42,1(1981) Iwamoto M.,et al

    心臓病患者120人を対象にしたプラセボ(偽薬)対照の二重盲検試験の結果、心機能
    全般および自覚症状についてセイヨウサンザシ抽出物投与群に改善効果が見られ、
    特に呼吸困難や動悸の改善効果は顕著であった。

 (2)出典文献 Phytomedicine,1,17(1994) Schmidt U.,et.al

    45才〜78才の心臓病患者78人を対象としたセイヨウサンザシ抽出物の効果を
    プラセボ(偽薬)対照の二重盲検試験で評価した。心臓病患者らは筋力測定用
    自転車を用いて運動能力を測定した結果、抽出物投与群はプラセボ群と比較して
    運動能力の向上、血圧の低下、心拍数の低下、血圧/心拍値の低下が観察された。
    試験期間中に副作用は見られなかった。

 (3)出典文献 Fortchr.Med.,111,352(1993)

    50才〜70才の心臓病患者を対象とした8週間の二重二重盲検試験を実施した。
    その結果、有酸素運動の持続力の増加と患者の自覚評価において、持続力と爽快感
    の向上が見られた。

ハーブアロマ体験講習会結果報告
7月6日「取手・藤代地域活動栄養士会」の皆さんとハーブ講習会を実施しました。
参加者は18名、アンケート(回答者18名)がまとまりましたのでご報告します。

(1)講演の感想
   とてもよい(9名) よい(8名) 普通(1名) やや悪い、悪いは各0名でした。

(2)講演の印象(複数回答可)
   面白かった(4名) ためになった(7名) 分かりやすかった(12名)
   やや難しい(0名)  難しい(0名)

(3)講演時間
   ふつう(16名) やや長い(1名) 無記名(1名) 短い、やや短い、長いは各0名でした。

(4)講演以外で興味深かったもの
   ハーブティー試飲(11名) アロマローション作成(15名) アマニ試食(9名)
   アロマバスソルト作成(12名) アロマージュコーナー、生活の木コーナー(0名)

(5)あなたがブレンドしたハーブは?(複数回答可)
   ハイビスカス(13名) ローズヒップ(11名) ローズレッド(10名)
   ペパーミント(8名) マローブルー(5名) カモミール(4名) ラベンダー(3名)
   リンデン(2名) レモンバーベナ(2名)  ジャスミン(2名)

(6)あなたがブレンドしたエッセンシャルオイル(アロマオイル)は?(複数回答可)
   ビターオレンジ(19名) ローズウッド(9名) イランイラン(9名)
   ラベンダー(8名) ゼラニュウム(6名) フランキンセンス(4名)
ローズマリー(3名) シダーウッド(2名) クラリセージ(2名)  
   グレープフルーツ(2名)ペパーミント(1名) ユーカリ(1名)
   レモン(1名) ティーツリー(0名)

(意見・感想)

・アマニに興味があったので試食できてよかった。香りも生活に取り入れると楽しいなと思いました

・穏やかなとてもよいお声でしたので、午後からの研修ということもあり、心地よくなってしまいました。アロマの香りとリラックスした時間が持てました。ありがとうございました。

・とても楽しかったです。生活にアロマを取り入れたいと思います。

・興味はありましたが、どのように取り扱ったらいいか不明で、今回色々なことが分かりさらに興味がわきました(リラックス・花粉症・不眠など)。

・ローションをいつも作ってもらっていたので、これからは自分でできる。

・以前から興味があったので、今日は色々とお話が聞けてよかったです。今日作ったものを早速家で試してみたいと思います。ありがとうございました。

・とても楽しくためになりました。栄養だけでなく、心の健康のためにはアロマもハーブも必要かと思いました。

・以前から興味はありましたが、色々なお話が聞けて生活の中に取り入れてみたいと思いました。

・ハーブを育てるのがすきなのですが、こうして化粧水として使う方法もあるのかなと思いました。抽出した香りのほうが薬品ぽいと思いました。生活の中に取り入れると確かに癒されると思います。
花粉症対策はハーブでいかが?
<予防は食養生を中心に>

 ・背の青い魚(イワシ・アジ・サバなど)
  ⇒アレルギー症状を緩和する油(EPA)が含まれています。

 ・アマニ油、エゴマ油、くるみ
  ⇒アレルギー症状を緩和する油(αリノレン酸)が含まれています。

 ・ニンジン、ほうれん草などの緑黄色野菜やレバー
  ⇒βカロチン(またはビタミンA)が目や鼻の粘膜を保護してくれます。

 ・そば、そば茶
  ⇒毛細血管を強くし、透過性を抑えてくれるルチンが含まれています。

 ☆おすすめ食材〜その1〜 春菊
   春菊はβカロチン、ビタミンC、カルシウム、鉄分などが豊富なので
   粘膜の血管の強化には最適です

 ☆おすすめ食材〜その2〜 フラックスシード(アマニの実)
   アマニの実には、アレルギー症状を緩和するαリノレン酸と
   腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれています

<症状緩和はハーブを中心に>

 ・アイブライト(コゴメグサ)のハーブティー
  ⇒抗炎症作用・収れん作用のあるフラボノイド(ケルセチン・アビゲニン・タンニン)が
   目の炎症やかゆみを抑えてくれます。

 ・エルダーフラワーのハーブティー
  ⇒毛細血管を強くし、透過性を抑えてくれるルチンや抗炎症作用のあるクエルシトリンンが
   目や鼻の炎症を抑えてくれます。アイブライトと組み合わせると効果的

 ・ユーカリの蒸気浴
  ⇒ユーカリの精油は抗菌性が強く去痰作用もあり、のどの痛みや鼻づまりによく効きます。
   洗面器やコーヒーカップに熱湯を入れ、ユーカリオイルを2、3滴垂らしてから蒸気を
   鼻からゆっくり吸い込んだり、ホホバオイルに溶かして寝る前に胸にすり込むと体温で
   温まった蒸気で鼻づまりが楽になります。 

 ☆おすすめハーブ〜その1〜 ネトル(西洋イラクサ)のハーブティー
  ⇒各種ビタミン・ミネラル・クロロフィル・フラボノイド(ルチン・ケルセチン)で古くから
   血液を浄化してアレルギー体質の改善に使われたり、鼻づまり、目のかゆみなど花粉症の
   主症状の改善に用いられてきました。

【参考】臨床研究

    アレルギー鼻炎患者98名にネトル抽出物または偽薬を投与した(一人300mg)。患者本人に
   効果を尋ねたところ、「投与1時間以内に非常に症状が改善した」と回答した割合は、偽薬投
与群34.2%に対し、ネトル投与群は64.5%であった。


 ☆おすすめハーブ〜その2〜 レンコン
  ⇒ビタミン・ミネラルが豊富で胃壁を保護する糖タンパクや炎症を抑えるタンニンを含んでいます
   が、埼玉医科大学和合教授が、花粉症を引き起こすIgEを強力に抑えることを見つけ、乳酸菌
   と一緒に摂るとさらに腸内環境を整えるため、80%以上の花粉症患者で症状緩和が確認され
   ました。
   詳細は、本HP「予防医学と未病」の中の「花粉症モニター募集します」をご覧ください。 
一番人気は「マローブルー」「ビターオレンジ」でした!
1月17日「土浦つくば地域活動栄養士会」の皆さんとハーブ講習会を実施しました。
参加者は22名、アンケート(回答者21名)がまとまりましたのでご報告します。

(1)講演の感想
   とてもよい(16名) よい(4名) 不明(1名) 普通、やや悪い、悪いは各0名でした。

(2)講演の印象(複数回答可)
   面白かった(12名) ためになった(11名) 分かりやすかった(9名)
   やや難しい(0名)  難しい(0名)

(3)講演時間
   やや短い(9名) ふつう(9名) 短い(2名) やや長い(1名) 長い(0名)

(4)講演以外で興味深かったもの
   ハーブティー試飲(15名) アロマミスト作成(12名) アマニ試食(9名)
   アロマバスソルト作成(8名) アロマージュコーナー、生活の木コーナー(各1名)

(5)あなたがブレンドしたハーブは?(複数回答可)
   マローブルー(11名) ローズヒップ(9名) リンデン(9名) ローズレッド(6名)
   レモンバーベナ(6名) カモミール(6名) ハイビスカス(5名) ペパーミント(4名)
   ラベンダー(4名) ジャスミン(2名)

(6)あなたがブレンドしたエッセンシャルオイル(アロマオイル)は?(複数回答可)
   ビターオレンジ(14名) ローズウッド(9名) ラベンダー(9名) イランイラン(7名)
   ゼラニュウム(7名) ティーツリー(6名) シダーウッド(5名) クラリセージ(4名) 
   ローズマリー(4名) ペパーミント(5名) ユーカリ(3名)フランキンセンス(2名)

(意見・感想)

・とてもよかったです。アロマテラピーの自然治癒力で健康増進に役立てたいと思います。

・自然治癒力の話をどんどん広げていただければ、食物、食事の大切さの理解者が増えるのでは
と思います。現代はスピード時代なので、どうしてもすぐ効果のある薬に頼る人が多く、栄養士
の話はわかっているけど実行に結びつかないという人がほとんどです。

・薬より食事ということとてもよかったです。実は私も大きな病気をして今薬や注射をしています。
 ストレスやうつなど副作用が強く、自分でも最近アロマに興味を持ち始めていたところなので、
 今日の講義はとてもよかったです。ますますアロマにはまりそうです。
 友人の父ががんの方がいらっしゃるので2/21のセミナーを紹介したいと思います。

・とても参考になりました。今までも生活の中に取り入れてきましたけど、一層興味がわいて
 きました。

・興味深い話がたくさんあって、とても楽しい講義でした。直感で作ったソルトとミストを持ち
 帰って、お風呂でのんびり楽しませていただきます。ハーブティーで身体がとてもあたたまり
 ました。ありがとうございました。

・とても面白かったです。分子栄養学の奥深さをもう少し知りたかったので、別の機会がほしい
 です。

・たいへん興味深く講習を受けさせていただきました。自分自身に即生かしていきたいと思います。
 ありがとうございました。

・ありがとうございました。生活の中に臭覚の力をもっと利用したいと思います。

・講演だけでなく実習も体験できたので楽しかった。心はリラックスできて、心もあたたまり、
 癒された感じがしました。

・いろいろな種類のアロマ、ハーブを知ることができました。準備たいへんだったと思います。
 NPO緑の風についてもわかりました(どんな団体かよくわからなかったので〜)

・3種類もの実習ができてよかった。日々の生活に追われているが、このようなゆとりを持ちたい
 と思った。

・勉強不足なので、機会がありましたら、また参加したいと思います。

・とてもよい研修会でした。以前から興味があったのでよかったです。ありがとうございました。

・ありがとうございました。楽しかったです。

・本日はありがとうございました。とても勉強になり楽しくできました。

・とても参考になりました。これから花粉症の時期にそなえいろいろ知識が増え感謝でした。

・初めての経験でした。楽しい時間(あっという間)でした。少しずつ興味を持ちたいです。
 役員の皆さま、お疲れ様でした。

・ハーブの歴史が大変昔からであることがわかり、今後、アロマを楽しむ生活のきっかけづくりの
 会となりました。感謝申し上げます。体験はたいへん楽しかったです。

ハーブアロマ体験講習会に出張します!
NPO緑の風では、ハーブやアロマの日常生活への活用・普及を目的として、会社・学校・病院・役所などあなたの職場に出張してセミナーを開催し、職場のストレス管理・心の健康づくりのお手伝いをします。これまで、公民館、小・中・高校の父母会などで実施し、好評をいただいております(栄養士会での開催も予定しています)。「食育セミナー」や「ストレス対策」と組み合わせるとより充実した内容になります。是非ご検討ください。

お問い合わせ先:050-1417-5964(NPO緑の風ヘルスサポートジャパン)
ハーブ講習会コンテスト発表
12月6日に開催された茗渓学園土浦石岡地区父母会講演会でアロマ・ハーブのコンテストを行いましたのでその結果を発表します。
なお、「当日の会場見取り図」と「講習会の内訳」は添付資料のとおりです。
下記の詳細は「講習会の内訳」をご覧ください。

<講演以外で面白かったのイベント> 回答者33名中

   BEST1 ハーブティーの試飲(23名)
   BEST2 亜麻仁・マヌカハニー・ゲルソンパンの試食(21名)
   BEST3 アロマオイルコーナー(13名)

   以下、植物マルチミネラル入り野菜ジュースの試飲(11名)、アロマミスト作成デモ(6名)      アロマバスソルト作成デモ(6名)、生活の木コーナー(2名)でした。

<お気に入りのハーブティー> 回答者35名中
   
   BEST1 疲労回復ブレンド(16名)
   BEST2 美肌ブレンド(14名)
   BEST3 安眠ブレンド(7名)

<お気に入りのアロマ> 回答者27名中

   BEST1 ローズマリー(9名)
   BEST1 ラベンダー(9名)
   BEST3 ビターオレンジ(7名)

   以下、ペパーミント(4名)、イランイラン(4名)、ユーカリ(3名)、ティーツリー(2名)、ゼラニウム(2名)、アロマージュ・ナイトピース(2名)、同レディーバード(2名)、同ロマンティック(1名)、同リラックス(1名)、同リフレッシュ(1名)、クラリセージ(1名)、ローズウッド(1名)でした。

 
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